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ケセン語

過去・・・・反省する。 1

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先人が残した言葉を再び書き留めたい。 2006年12月からのをまとめます。・・・・・・・・・・・・・ 口伝を書いた「某棟梁」ことば 「いの一」 20061217日記事 「ものつくりの真随」が書いています。 形じゃない。相手を見て組む「目」  -それが技術なんです。 修理のいらない家をつくる  これからの住宅造りは、最低でも50年は大きな修理のいらない家を建築する。30歳後半に建てたなら、少なくとも80歳代まで、修理に大きなお金をかけないでも済むような、修理のいらない家。そうした家をつくることが、大切になると思います。  それは、歳がいって、ゆっくりせなならんのに、家の修理でお金が要ってしまってはそれもできない。まして、リストラだの、 定年が早まるなど、お金が入らなくなってしまう不安なこのご時世に、家の修理でお金をかけさせて、どないするんや、と。  捨てたときに害にならん。これも大事。公害物質になるような家をつくったらいかん。やっぱり人に迷惑をかける、というのはいちばん罪深い。私らの仕事は、自分が死んだあとにも、そのつくったものが残るんだから、死んでも人に迷惑かけるな。それが、棟梁として弟子に教える心構えの第一歩です。 ..posted by kanno at 06:59 口伝を書いた「某棟梁」ことば「ろの一」 20061216 題 「数字だけで命令したら、日本のいい建築は滅びるよ」 数字だけで命令するといいものを滅ぼす  それを、東京から数字だけで発令して、法律はこうだから、なんて全国一律に言ったらアカンですよ。東京はいってみれば、まだ田舎者です。歴史は浅いし、もの知らずは多いし、本当の自然に接していない。そんな人たちが数字を頼りに命令だしたら、日本中は滅びますよ。東京が主流だと思ったら大まちがい。  建築基準法が悪いんやない。あれは「生命、財産、健康」の3原則を守れと、最低守るべき基準を定めたもの。上限がないんですから。問題は基準法やない。運用する側の資質の問題。解釈の仕方が悪い。そんな最低を定めた基準に合わそうと汲々(きゅうきゅう)としてきた建築屋が。それにこだわっていてはいかんでしょ。最低の仕事しかできません。 posted by kanno at 06:5 口伝を書いた「某棟梁」のことば 「はの一」 20061229 知恵があれば、 大きなお金をかけなくともよい まず現場周囲の木や植物を観察する  建物はまず、基礎をどうするか、その判定が大切です。それには、この辺の地層・地盤はどうか、水位が高いか低いか、それから雨の降った日に草履で歩けるか、水はけがいいか。それらをまず調べる。とても大事。なにも掘ってみなくとも分かるんです。大きなお金をかけて精密なデータをとる必要はありません。  現場にいったら、まず、周囲の木を見ます。植木の、植物の根が上がっているかどうか。とくにマツなんかがあると、すぐに分かる。マツは水をきらいますから、水位が高いと根が上がっているのです。  つぎに、古い枝がどちらを向いているかを見ます。そうすると台風とか強い風がどちらからくるか、風向きも知ることができる。これらは木がみな教えてくれる。.. posted by kanno at 07:26 口伝を書いた「某棟梁」ことば 「ろの二」 20061228 数字だけで命令したら、  日本のいい建築は滅びるよ 構造を計算するならまず材料を知る  木造でもなんでも構造を計算するには、まず材料を知ること。 材料というのは見た目では分かりません。しっかりやっている人のを見て、それで判断して欲しい。ほんまにいい大工ができんこと命令したら、おそらくそれは素人考えにより、できんことをやらせているのやないか、と思いますよ。  ベニヤとか外材ばかりで造っておる人は別ですよ。そうじゃなくて飛騨とかに優秀な大工がたくさんおるでしょ。数字をみるんじゃなくて、ういう人たちが造っているのをよくみた方がよほどいい。ためになる。私はそう思っています。  勉強の教材は、日本中いたるところにあるんです。反面教師も含めて。私なんかは全部が反面教師だと思っていますから。これは素晴らしいと思っても、感心するのは一瞬。鵜呑みせず、これがすべてじゃないと考え、自分で探究するのが、これが本当の職人です。 ホゾや仕口は形ではなく、木が組み終わった後長くその強さが保てることが肝心 posted by kanno at 06:40 口伝を書いた「某棟梁」ことば 「いの二 20061218 形じゃない。相手を見て組む目  -それが技術なんです。 自然素材は奥深く机上では無理がある  それにはまず、材料をよく研究せないけない。  木でも、竹でも、石でも、土でも、自然素材は長持ちし、環境や健康に悪影響のない材料として見直されてきているが、それはとても奥が深く、机上の学問だけで理解することには無理がある。  木でも、石でも、土でも産地によって性質が違う。いや、同じ産地であっても、たとえば吉野の山から伐った木でも1本1本がみな違う。その木を1本1本をみて、どの木が強いか、その木を1本1本をみて、どの木が強いか、どういうクセがあるか。どのぐらいの寸法でホゾをつけたらいいか。その目をもつ。これが肝心それにはまず、じっさいに材料を手にとり触れること。鑿(のみ)や鋸(のこぎり)を自分であてる。刻んだりホゾをつけたりして、刃物をあてて初めて分かる。木を知る目が養える。机上のデータじゃないんです。それは。自分で判断するしかないんです。いま、そういうことが分からない。 posted by kanno at 19:06 口伝を書いた「某棟梁」ことば 「いの三」 20061219形じゃない。相手を見て組む目  -それが技術なんです。 ホゾや仕口の形が大事やない  ホゾや仕口の形やない。切ったり削ったりすることやないんです。細い木につけたホゾ自体が長いあいだ、何十年も何百年も強さを保てるか、その地域の気候や地震や台風に耐えて。そして、ホゾを組んだ後にも強さがさらに保てるか、と。  そういう目をもっているか否か。それなんです。それが技術のいちばん大事なところです。それがなかったら絵を描いているのといっしょやないか。そう思います。  木は、両端から仕事をするな。仕口はあとにしろ。真ん中から刃物をいれろ。弟子にはこう教えます。なぜか、というと、それで反りがよめる。木のクセがよめるんです。すると、どこに使えばいいのか分かる。  手間はかかるけど、こうしう神経をもってやる。そこが大事なところ。ところが、いまは反ろうが、どうなろうが、わからん。大事なところが捨てやられる。目を養う機会も失っている。  北陸や飛騨のほうへいきますと、構造材は全部スギ。梁や桁にもスギ材を使う。スギの仕口は蟻(あり)掛けでは弱い。持たない。だから、独特の仕口による木組みの技術が、伝統の技法として息づいてきた。  このように、日本ではそれぞれの地域にあった工法がある。生活の知恵の結晶です。それを、もういっぺん掘り起こして「なぜ、このようにしたんだろう」と確認する。そういう時期にきている。私は疑問こそが真実を追求する第一歩だと思います。 posted by kanno at 06:50 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ランキングに参加してます! 出来ればポンと↓と応援お願いします!ポンと↓ にほんブログ村 住まいブログ 伝統工法住宅へ   にほんブログ村  にほんブログ村 住まいブログ 大工・職人へ       にほんブログ村 6日の訪問者 (PC182件)訪問者各位ありがとうございます。 ではまた次回・・・・・・・・よろしくお願いします。
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