■ 伝統構法

現代棟梁大文語録 九

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20世紀に生きた大工棟梁、田中文男師が残したことばで印象ある部分を残す。 

田中語録1ヶ月以上も忘れられました。?・・・・・・・・年度末が近づくと、噴火する火山の如く詰まったものを片付けなければ成らなくなり、なにかに追われる日々・・・・あ~~あ悲しい。
 


0125-01.jpg0125-03.jpg「堀内家」

・・・・・⑪ 記録する時代がくると思った・・・・・


 
15年くらい前かな、奈良国立文化財研究所(奈文研)の宮沢智士氏が
来たんです。
本を作ろうって。本作りが好きな馬力のあるやつなんだ。
それが『普請研究』を作ったきっかけです。建築は図面だけ、
仕事じゃなくて、やがて記録する時代が来ると、そのとき思ったんです。
 
自費で十年間、四十冊だして金をかけたけど、あれやっぱり
人材発掘になったね。

「原稿料なしで書いて来い」って言うと書いてくる。
保存畑で言うと文化庁に行った林良彦、和歌山にいる鳴海祥博。
本を送って勇気づけたのが大工道具舘の渡邊晶、奈文研の木村勉
建造物室長。
そんな風に何人かの人材発掘できたからいいじゃないか。

 
親方も言ったよ、「大変だろうけど人つくるってことはやっておけや」って。
親方はそういうこと分る人だったよね。
 

0125-00.jpg0125-04.jpg「堀内家」

 
・・・・・⑫ ちょっと大きいものをつくると別な条件がでてくるでしょ・・・・・
 

ある村である家をつくるのに、普通の規模というのがあるでしょう。
毎回それだと人工は変わらないよね。
でもちょっと大きいものをつくると
別な条件がでてくるでしょ。労力もいるし物もいるから記録して
おかなくてはならない。それが普請帳かなと思うんです。

 

普請帳は特別な場合に必要になる。買うわけにいかないから余分に
手伝ってもらうでしょう。

御子神家の普請帳は古い方(1770年代)だといわれてます。
それを見ると面白いのは御子神家から嫁をもらった勇蔵が
米つきにきてんだよね。

親戚が一番きつい労働をするんだな。

 

田中棟梁が調査のために訪ねた。長野県・本棟つくり「堀内家」


0125-00.jpg

 
      現在「伝統構法」の法制化のため、全国の重要文化財の木造建物の構法調査に、⑪文中に「名」を上げた方と同行しており、「ブログ」は飛び飛びなりますがよろしくです。

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